リーダー会員

協会が発足した1960年代は、多くの女性は結婚し、家庭を持ち、今でいう専業主婦となりました。専業主婦となり家庭を守るという社会通念が、まだまだ色濃い時代でした。そんな時代に、普通の主婦たちが社会に目を向け、賢い消費者になるために、ベターホーム協会に集い、暮らしや食の勉強を始めました。そして、勉強したことを、さらに地域社会へと広めていっています。地域社会に広めていく会員なので、協会内ではリーダー会員といいます。

1963年の発足から約10年ほどは、リーダー会員は、地域の公民館や自宅を開放するなど、草の根運動のような形で、活動を行っていきました。

時代を経て、地域の人々に食の知識や料理をお教えする「場」は、自宅や地域の公民館などから、協会の設備である「ベターホームのお料理教室」へと発展しました。現在は、全国15箇所に教室を設けています。そのため今ではリーダー会員は、世間から“ベターホームのお料理教室の先生”と呼ばれています。

リーダー会員は、「生活者」として日ごろから、食の知識や知恵などの豊かなキャリアを持っています。さらに「食の指導者」として、協会で系統だった勉強をしています。栄養学、調理学、食品学、食文化史、食の時事問題、食と環境対応などの知識、調理の技術などです。そして知識も技術も、繰り返し行われるテストで評価を受け、向上していきます。

「食は、人としてとても大切なことだと思う。
  だから、よく食のことを勉強しよう。
 勉強したことを協会の料理教室を通して、多くの人々のお役に立てよう。
 そういうリーダー会員の学習と活動を通して、自分自身も心豊かに成長しよう。」

こういう高い志をもった女性たち、それがリーダー会員です。
50年以上、先輩会員から後輩会員へ連綿と続いている女性たちの団体です。

リーダー会員は、毎年2月〜4月と、8月〜10月に募集をしています。

  • リーダー会員の勉強会には宿題もあります。評価を受けることで技術がきちんと身につきます。

    リーダー会員の勉強会にはテストもあります。評価を受けることで技術がきちんと身につきます。

  • リーダー会員は、勉強したことを、お料理教室という活動の場で発表します。

    リーダー会員は、勉強したことを、料理教室という活動の場で発表します。

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